空き家の管理を怠ると起こるトラブルとやっておきたい対策をご紹介します!

空き家の管理でお悩みの方は多いでしょう。
トラブルが起こらないか心配な人も多いと思います。
そこで今回は、「空き家で管理を怠ることのリスク」と、「空き家トラブルの対策」をご紹介します。

□空き家の管理を怠ることによるリスクをご紹介します

空き家の管理を怠ると、倒壊する可能性が高まります。
そして空き家の倒壊は周囲の人への被害をもたらすため、賠償責任といったものが生じてきます。

これは民法第717条で定められている「土地工作責任」に基づいています。
「土地工作責任」とは、管理が行き届いていない工作物が第三者に損害を与えた場合、工作物の所有者が負う賠償責任です。
実際に数百万円の損害賠償を請求されたケースも存在します。

では、どのような賠償責任があるのでしょうか。
まず挙げられるのは、「被害者の入院費や治療費」です。
また、被害者が仕事を休んで給料を得られないことに対する「休業損害」といった賠償金もあります。

最後に、起こりうる事故に関してご紹介します。
上記で上げた倒壊の他にも、強風によるガラスの破損、倒木などが考えられます。
おこりうる事故は様々なので、手入れは非常に大切になります。

以上のように、空き家には様々なリスクが存在します。
そのため、空き家の管理は非常に重要となります。

□空き家に関するトラブル対策をご紹介します

一番重要なのは空き家の管理です。
月に1度は点検するようにしましょう。
空き家が劣化しやすい理由の1つは、空気の流れがないことです。
点検の際は換気も行うようにしましょう。

では、他に重要なことはどのようなものでしょうか。
まずすべきことは、「空き家の放置を近隣住民や地域の人に報告すること」です。
近隣住民と良い関係が気づけていれば、「不審者が最近いるから注意して」だったり「庭の草木が伸びてるよ」といった連絡をもらえる場合があります。
このような連絡がもらえれば、事前に事故を防げるかもしれません。

そしてさらに重要なのは、「早めに空き家をどうするか考えること」です。
対処する際には、「空き家の処分」や「相続をどうするか」を考えるようにしましょう。
また、賃貸物件にするのも1つの手です。
「空き家をどうするか」を早く考えるようにしましょう。

□まとめ

今回は、「空き家を放置することによるリスク」と「空き家トラブルを防ぐために必要なこと」をご紹介しました。
空き家を放置して良いことは1つもありません。
「管理を怠らないこと」「近隣住民に空き家であることを伝えること」「空き家の処分方法を早めに決めること」を心がけましょう。