土地の売却における確定申告で必要な書類とは?
土地の売却を検討されている方に注意していただきたいのが、確定申告です。
土地を売却する時には、確定申告が必要な場合とそうでない場合があります。
そこで今回は、土地の売却で確定申告が必要になる場合についてと、確定申告における必要書類を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□土地の売却で確定申告が必要な場合について
上記の通り、土地の売却をする際には確定申告が必要な場合とそうでない場合があります。
まず、確定申告をしなければいけない場合について、3パターン紹介します。
1つ目のパターンは、利益が出たときです。
土地の売却で利益が出たら確定申告をする必要があります。
購入金額よりも売却金額が高かったときは確定申告をして、所得税と住民税を納めなければいけません。
2つ目のパターンは、取得価格が不明であるときです。
自分で購入した土地でない場合など、購入金額が分からないことは多々あります。
そのような場合には、取得費を収入金額の5%で計算する必要があります。
購入価格が不明であるときは、譲渡所得が発生し、確定申告が必要な場合が多いです。
3つ目のパターンは、特例を利用することで納税額が減るときです。
特例制度を使用して、納税額が減少する、もしくはゼロになるときでも確定申告は必要です。
代表的な特例制度としては、利益が3000万円まで非課税になる「3000万円の特別控除」があります。
この制度を利用すれば、3000万円までの利益は非課税ですが、確定申告は必要なので、注意が必要です。
□確定申告で必要な書類とは?
確定申告では、状況によって必要な書類が変わります。
まず、どのケースにおいても土地の売却における確定申告に必要な書類を紹介します。
・譲渡所得の内訳書
・確定申告書B様式(譲渡所得があるとき)
・確定申告書第三表(分離課税用)
これらの書類は全て税務署でもらうか、国税庁の公式ホームページからのダウンロードで手に入れられます。
・売買契約書のコピー
・譲渡費用の領収書のコピー
・取得費用の領収書のコピー
これらは売却した土地に関する書類と売却した土地を買った時の書類で、自分で用意する必要があります。
・譲渡した土地の全部事項証明書
全部事項証明書とは、土地の所有地や所有者について書かれている書類で、法務局の登記簿に記されています。
オンライン上や法務局の窓口から取得することができます。
・その他、源泉徴収票やマイナンバーなどの確定申告に必要なもの
上記の他にも、マイナンバーカードなど、身元を証明するための書類が必要です。
さらに、給与所得がある方は源泉徴収票も準備しておきましょう。
□まとめ
今回は、土地の売却で確定申告が必要になる場合についてと、確定申告における必要書類を紹介しました。
必要書類をそろえるために、この記事を参考にしてください。