住まない家に税金はかかるの?税金の種類をご紹介!
住まない家にも、実はさまざまな税金がかかります。
そこで今回は、住まない空き家にかかる税金と、そのうちの1つである固定資産税の計算方法をご紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
□住まない空き家にかかる税金とは?
*固定資産税と都市計画税(地方税)がかかる
住まない空き家にも、住んでいる住宅と同じように、その住宅を所有していることで固定資産税と都市計画税(地方税)がかかります。
固定資産税は、課税標準額に標準税率(1.4パーセント)をかけた額です。
都市計画税は、課税標準額に上限0.3パーセントをかけた額です。
上限0.3パーセントは、敷地面積によって変化します。
都市計画税は、不動産所有者全員に支払う義務があるのではなく、各自治体の定めた区域に不動産を所有している方に支払い義務が課せられます。
しかし、空き家を含む住宅は、固定資産税と都市計画税どちらも減額される住宅用地の軽減措置特例が受けられます。
*相続税と登録免許税がかかる
空き家を相続する際は、相続税と登録免許税がかかります。
相続税は、遺産の総額にかかる税金です。
これは、空き家が高額である場合には高くなります。
しかし、条件を満たすと、小規模宅地などの特例が適用されて相続税の額を減らすことが可能です。
登録免許税は、不動産の名義を変更する際にかかる税金です。
不動産価格の0.4パーセントが、税金額です。
不動産価格が分からない場合は、別で調べる必要があります。
*譲渡所得税がかかる
空き家を売却する際は、譲渡所得税がかかります。
空き家を入手したときに支払う価格よりも売却する価格の方が高い場合に、支払う必要がある税金です。
空き家の所有期間が5年以上になると、税率が変化します。
□空き家の例から固定資産税がいくらになるのかご紹介します!
ここでは、空き家を例として、固定資産税がいくらになるのかをご紹介します。
家の評価額が500万円、土地の評価額が3000万円、土地面積が350平方メートルの空き家があると仮定します。
土地の面積が200平方メートルまでは3分の1、残りの150平方メートルには6分の1の軽減税率が適用されます。
そのため、土地の固定資産税は、双方を別で計算して、10万8千円です。
また、家の固定資産税は、500万円に1.4パーセントをかけた7万円です。
合計して、この空き家の固定資産税は17.8万円と計算できます。
□まとめ
住まない家にかかる税金と、そのうちの1つである固定資産税の計算方法をご紹介しました。
税金の金額を計算することは難しいため、当社のような専門会社に相談することをおすすめします。
税金や住まない家についてご不明な点がある方は、当社までお問い合わせください。