抵当権抹消とは?抵当権抹消にかかる費用をご紹介!

抵当権とは、お金を貸している金融機関が不動産を担保にする権利のことを言います。
これは、住宅ローンを契約する際に設定されます。
今回は、抵当権を抹消する際にかかる費用と、抵当権を抹消しないとどうなるのかをご紹介します。
不動産を購入しようとお考えの方や抵当権について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

□抵当権を抹消する際にかかる費用をご紹介します!

抵当権の抹消にかかる費用は、抵抗権抹消の登録免許税と司法書士手数料の二つがかかります。
ここではそれらの費用について解説します。

一つ目は、抵当権抹消時の登録免許税です。
登記簿謄本から抵当権の記載を消す際に、登録免許税がかかります。
登録免許税は、不動産一つにつき1千円かかるため、不動産が6つある場合は6千円です。
土地に建物がある場合には、土地と建物を別で考えて2千円で計算します。

二つ目は、司法書士手数料です。
抵当権の抹消を司法書士に依頼することで発生します。
司法書士手数料の費用相場は1万円から2万円程度です。
また、その金額は抹消する不動産の金額によっても左右され、定額だと1万円弱、高額だと2万円から3万円が平均です。

□抵当権を抹消しないことによるリスクをご紹介します!

抵当権を抹消することは義務ではありません。
ただし、すべてのローンを払い終えた後、速やかに抵当権の抹消を行わないと、金融機関から発行された契約書などの書類をなくしてしまい、トラブルになることがあります。
ローンの返済終了時に抵当権を抹消せず、不動産を相続する際や売却する際に書類を紛失してしまうと手続きに時間がかかってしまいます。

不動産の売却の際に抵当権がないことで、完済したことの証明にもなります。
抵当権を抹消しないと、その不動産の購入者がローンを組めないといったトラブルも懸念されます。

また、抵当権が残っていることで登記の流用を疑われてしまいます。
住宅ローンの後に異なるローンを組もうとしても、信用されず、契約できないことがあります。

さらに、担保している金融機関が倒産してしまうと手続きがとても複雑になり、時間と費用を消費します。
今後のトラブルや手間と費用を考えると、抵当権はローン返済が終了した時点で抹消することをおすすめします。

□まとめ

今回は、抵当権を抹消する際にかかる費用と、抵当権を抹消しないとどうなるのかをご紹介しました。
抵当権の抹消は少しの費用と手間がかかりますが、抹消しないことのリスクを考えると、すぐに抹消することがおすすめです。
抵当権についてご不明な点がありましたら、当社までお気軽にお問い合わせください。