空き家を所有している方必見!注意すべき行政代執行の費用をご紹介!
行政代執行とはどのようなものか分からない方は、多くいらっしゃると思います。
そこで今回は、空き家の行政代執行について、内容と費用をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□行政代執行についてご紹介します!
行政代執行とは、所有者の代わりに行政がする仕事のことです。
行政上の義務を持つ人物が、その義務をしっかりと行わない際に、行政がその義務を代わりに行います。
行政代執行にかかった費用は後日、義務のある人物から徴収されます。
空き家の行政代執行とは、空き家の所有者が管理を怠っていると、その空き家が対象となって行政代執行が行われます。
行政代執行として、空き家の建て壊しや修繕が行われたことがあります。
近年は人口減少が社会問題となっていますが、その社会問題に関連して管理されていない空き家の数も急増しています。
国の調べによると、ここ20年で空き家の数が1.6倍に増加したという結果が出ています。
また、現在適用されている空き家法では、空き家の所有者に対し、現在の状況を改善するように勧告または指導を行えるようになりました。
この勧告や指導に従わない場合に、行政代執行が行われます。
空き家法によって定められている行政代執行の対象となるのは、特定空き家と呼ばれる空き家です。
国土交通省は下記の状態である空き家を特定空き家と定めています。
・空き家が壊れるなど保安上の危険がある状態
・近隣住民などの他人に衛生的な危害を及ぼす可能性のある状態
・管理がしっかりと行われないために著しく景観を損なってしまう状態
・その他、周りの生活環境を守るために空き家を放置されることが好ましくない状態
このように、特定空き家は、周辺の住民に被害が生じてしまう可能性がある空き家と考えられます。
近所の方が苦情を自治体に報告することで、特定空き家と認定されることが一般的です。
□行政代執行にかかる費用をご紹介します!
行政代執行の費用は税金として扱われ、税金と同様の回収が行われます。
行政が選ぶ解体業者は、最安値の会社ではないことが多く、費用はご自身で解体するよりも高い傾向にあります。
建物の造りや広さによって金額に差がありますが、100万円から800万円と高額請求されている事例があります。
□まとめ
今回は、空き家の行政代執行について内容と費用をご紹介しました。
行政代執行について知りたい方は、この記事を参考にしていただけると幸いです。
行政代執行や空き家の取り扱いについてご不明な点がある方は、当社までお気軽にご相談ください。