古い家の維持費とは?更地にする費用もあわせて詳しく解説します!

空き家の管理についてお悩みの方も多いでしょう。
今回は、空き家の維持費はどのくらいかかるのかを解説します。
更地にする費用についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

□空き家の維持費はどのくらいかかる?

所有しているだけでも固定資産税がかかるほか、火災保険料や地震保険料、管理のための電気代や水道代などもかかります。

たとえば、150平方メートルの土地で、土地の固定資産税評価額が1500万円、建物の固定資産税評価額が500万円の空き家の場合を考えてみましょう。
税額や各費用は条件によって変わりますが、簡単に計算してみます。

土地の固定資産税: 1500万円×1/6×1.4パーセント=3.5万円
土地の都市計画税: 1500万円×1/3×最高0.3パーセント=1.5万円
建物の固定資産税: 500万円×1.4パーセント=7万円
建物の都市計画税: 500万円×最高0.3パーセント=1.5万円

電気代: 年間約1.2万円
水道代: 年間約1.8万円
火災保険料: 年間約12万円
地震保険料: 年間約5万円

合計で約33.5万円かかります。
誰も住んでいない、使っていない空き家でも所有しているだけで年間30万円以上の維持費がかかるのです。
所有者として管理する以上、空き家だとしてもそれなりの金額を毎年払わなければいけないのです。

□古い家を更地にする場合にかかる費用について解説!

使わない古い家を放置せずに取り壊して、更地にすることでコスト抑えようとする方もいるかもしれません。
ここでは更地にする場合の費用についてご紹介します。

古い家を更地にする、つまり取り壊すにはだいたい30坪の家で約90~150万円かかります。
取り壊し易い木造建築なら鉄骨造やRC造よりも安く抑えられるでしょう。

解体費用の平均は100万円と考えておくと良いでしょう。
もちろん、建物の大きさ、状態、構造によってこれより高い金額になることもあります。

更地にする際に、コストを抑えるためにできることはあるのでしょうか。
1つ言えることは、家財を捨てたり、雑草の処理をしたり、自分でできることをやっておくことです。

また、助成金が使えるかもしれないことも知っておきましょう。
国の制度として補助金はありませんが、耐震化促進や老朽化住宅の除去を目的として自治体が支援してくれる場合もあります。
こちらは確実にもらえるわけではありませんが、数十万円の支援を受けられるかもしれないので、各自治体に問い合わせてみましょう。

□まとめ

空き家の維持や解体には、かなりの費用がかかります。
売却してしまうこともおすすめでしょう。
不動産の売却を検討している方は、ぜひ当社にご相談ください。