空き家の水道を止めるのは危険?止める場合の注意点もご紹介します!
相続した家の使い道がなく空き家になっていたり、両親が高齢で同居を始めたりして、その家が空き家になっている方は多いでしょう。
誰も使っていない家で水道契約をはじめとしたライフラインは必要なのか疑問ですよね。
そこで今回は、空き家の水道を止めることの危険性と止める際の注意点をご紹介します。
□空き家でも水道契約は必要?
結論として、空き家の状態でも水道契約は必要です。
主な理由は、3つあります。
1つ目は、水道管は定期的にメンテナンスを必要とするためです。
建築物をできるだけ良い状態で維持するためには、水道管のメンテナンス作業が欠かせません。
頻度としては、換気や清掃と並行して少なくとも1ヶ月に1回が理想です。
2つ目は、水道管が空き家の状態では傷みやすいためです。
前述したように、水道管は定期的なメンテナンスが必要です。
しかし、空き家で水道を止めた場合、長期間水道管に水が通らなくなります。
これをそのままにしておくと、水道管が傷み、最終的には破損してしまうかもしれません。
水道管が破損すると修繕に多大な費用がかかるため、空き家でも水道契約はしておきましょう。
3つ目は、下水管の悪臭や害虫の侵入を防ぐためです。
下水管には一定量の水がとどまる、いわゆる下水管にフタをする部分があります。
長期間水道を利用しないでいるとこれが機能しなくなり、悪臭や害虫が下水管から侵入してしまいます。
□空き家の水道を止める場合の注意点とは?
空き家の管理では、少なくとも1ヶ月に1回は換気して水道のメンテナンス作業、掃除での水拭き作業、作業中のトイレ使用といった水を使う場面が多くあります。
つまり、空き家の水を止めることは、空き家の管理放棄と同じになってしまうでしょう。
湿気や気温、害虫の侵入が重なった場合は、空き家はさらに早く傷んでいってしまいます。
この際大切なのは空き家の管理ですが、その管理には必ず水が必要です。
そのため、空き家で水を止める場合は「もう傷んでも良い」と考えている場合のみと言えるでしょう。
寒い地域の場合は凍結で水道管が破損する可能性があるため、必ず水道管の水を抜いてから水道を止めましょう。
□まとめ
今回は、空き家の水道を止めることの危険性と止める際の注意点をご紹介しました。
空き家のままでも水道契約は続けた方が良いです。
止める場合は、空き家が傷んでも良いと考えている場合だけ実行しましょう。
使わなくなった空き家を売却する際は、ぜひ当社にお気軽にご連絡ください。