空き家売却前に知っておきたい売却方法と注意点をご紹介します!

思い出の詰まった家は、なかなか手放し難いものです。
そうとは言っても、空き家の維持管理には費用も手間もかかりますし、人によっては大きな負担に感じるでしょう。
そんなときに検討したいのが売却ですが、どの方法で売却すれば良いのか分からないとなかなか進められません。

そこで今回は、空き家の売却方法と注意点をご紹介します。

□空き家の売却方法には何がある?

*そのまま売却する

特に売却前にリフォームや解体をすることなく、そのままの状態で空き家を売却する方法です。
空き家売却で最もメジャーな方法であり、最近では購入後に自分好みのリフォームをするためあえて中古住宅を購入される方も増えているため、多少築年数が経過していてもそのままで売却できます。
リフォームや解体にかかる手間やコストの一切をかけず、すぐに売却活動を始められる点が大きなメリットでしょう。

一方、空き家の老朽化が著しい場合や立地があまりにも悪い場合は、買い手がなかなか見つからない可能性があります。
売り出し期間が長期化すると、その間にも空き家は老朽化していくためますます売れにくくなるという悪循環が生まれかねません。

*解体して売却する

更地にして売ると、比較的高い金額での売却が期待できます。
また、新築以外にも駐車場や倉庫建設など土地利用の幅が広がるため、需要が高く買い手が見つかりやすいです。

しかし、解体にかかる費用は自己負担となり、固定資産税の軽減措置からも外れてしまう点には注意が必要です。

□空き家売却の注意点とは?

1.事前に名義変更しておく
空き家の売却は、不動産の所有者しかできません。
前もって名義が誰になっているかを確認し、前の所有者のままであった場合は名義変更を行っておきましょう。

2.期間に余裕をもつ
空き家の売却には、半年から1年以上の期間を要することも珍しくありません。
売り急ぐと足元を見られ、相場よりも安い価格で買いたたかれてしまうこともあるため、長期化することも想定しておきましょう。

3.少し高めの値段設定をする
契約前に、買い手側から値下げ交渉を持ち出される場合があります。
それを考慮して、あらかじめ売り出し価格を査定額よりも1割程度高くしておくと良いでしょう。

□まとめ

今回は、空き家の売却前に知っておきたい売却方法と売却時の注意点をご紹介しました。
空き家の売却方法にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、売却したい空き家の条件やご自身の状況から、どの方法で売却するか判断することをおすすめします。