連帯保証人の責任とは?離婚による連帯保証人から外れる方法を紹介します!

離婚によって家をどうしようかお悩みの方は、連帯保証人としての責任をご存じでしょうか。
連帯保証人の責任は保証人よりも大きく、離婚後も連帯保証人としての責任を負いたくありませんよね。
そこで、今回は連帯保証人の責任と離婚時に連帯保証人から外れる方法について解説します。

□そもそも連帯保証人の責任とは?

連帯保証人とは、主債務者に対して連帯して保証する義務を負う人のことです。
主債務者が金銭を返済しない場合に債務者に代わって借金を返済する義務があります。

保証人と連帯保証人とでは、主債務者が返済しない場合の責任が異なります。
保証人は、主債務者が返済能力があるにもかかわらず返済しなかった場合には、返済する義務はありません。
一方、連帯保証人は主債務者の返済能力に関係なく、返済されなかった場合、代わりに返済する義務があります。
そのため、この責任によって主債務者が返済しなかった場合の対処が異なります。
つまり、連帯保証人の方が返済する責任が大きいといえるでしょう。

最近では、住宅ローンを組むときに保証会社の保証を受けられることが多くなったため、連帯保証人は減少傾向にあります。
それでも、審査結果が良くない場合は連帯保証人が求められることがあります。

□離婚時に連帯保証人から外れる方法とは?

離婚時に連帯保証人から外れる方法は3つあります。
ここでは夫が主債務者で、その妻が連帯保証人と設定して解説します。

*連帯保証人の差し替え

連帯保証人の差し替えは、妻に代わって他の誰かが連帯保証人として契約することで妻が連帯保証人から外れる方法です。
一般的に金融機関は夫の収入だけではリスクがあるので妻を連帯保証人にしています。
そのため、妻が連帯保証人から外れるには、妻と同じかそれ以上に信用のある人を連帯保証人にすることで差し替えが可能です。

*住宅ローンの借り換え

住宅ローンの借り換えは別の金融機関で住宅ローンを組み直すことで、現在のローンを一度返済する方法です。
そして、新しい住宅ローンにおいて妻以外が連帯保証人になることで、妻は連帯保証人から外れます。

*家を売却する

家を売却して得た現金で、ローンを返済する方法です。
連帯保証人の差し替えや住宅ローンの借り換えもできない場合は家を売却することで、連帯保証人から外れることができます。

□まとめ

連帯保証人は、主債務者の代わりに住宅ローンを返済しなければいけない可能性があります。
そして、連帯保証人から外れる方法はいくつかあり、離婚後のトラブルを防ぐために重要なことです。
当社は、不動産仲介に対応いたしますのでお気軽にご相談ください。