土地の権利書はどんな証明書?土地の権利書を紛失した時の対処法を紹介!

土地の権利書はどのような時に使用するのかご存じでしょうか。
また、どのように役割を持っておくと良いでしょう。
そんな土地の権利書を無くしてしまった場合には、どうしたら良いか分かりませんよね。
そこで今回は、土地の権利書はどのような証明書と土地の権利書を紛失した時の対処方法について紹介します。

□土地の権利書はどのような証明書?

土地の権利書はどのような時に使用するのでしょうか。

不動産を所有していることに関する権利を証明する書類です。
使用する時は土地の譲渡や売買、抵当権の設定や抹消などを取引する時です。
ただし、それほど土地に関する取引をしないため、使用頻度が低いと言えるでしょう。
さらに、相続時には通常使用せず、必要な住民票の除票ができない場合や被相続人が複数回住所変更した場合にのみ使用します。

権利書と登記簿の違いは、不動産の所有権に関する情報を取得するための書類ですが、それぞれ異なる役割を担っています。
権利書は、登記済権利証とも呼ばれ、所有権の移転登記が完了したことを証明する書類です。
権利書は登記時にのみ発行され、一般的に所有している本人が保管します。

一方、登記簿は、土地や建物に関する登記情報が記載されています。
不動産の所有権や抵当権が登記された日や内容、書類の記録などが含まれています。
また、登記簿は法務局で手数料を支払うことで誰でも確認できます。

□土地の権利書を紛失した時の対処はどうするべき?

土地の権利書を紛失してしまった場合は、以下の手順で対処しましょう。

1.司法書士や弁護士に身分証明できる情報の提供

本人確認証明情報という書類を作成して登記所へ提出します。
これにより土地の権利書の代用として利用できます。

2.法務局に事前に通知する

登記申請する時に権利書が添付していない状態で申請した場合は、後日に登記内容が記載された書類と共に送付されます。
そして、この書類を法務局に返送した場合は、権利書なしでも所有者として証明できます。

3.公証人による登記義務者である証明

公証人が立ち合いしている時に、所有者であることを証明するために手続きをします。
これは委任状を権利書として認めてもらうための方法です。

□まとめ

土地の権利書は、登記官が発行した公的な書類であり、不動産の取引において非常に重要な役割を担っています。
そのため、所有者はしっかりと保管し、紛失や盗難などから守る必要があります。
紛失した場合は、不動産の所有者を証明する方法が他にもあるので焦らず対処することが大切です。
当社は、不動産の仲介に対応するのでお気軽にご相談ください。