更地の方が固定資産税が高いのはなぜなのかご紹介!滞納した場合のリスクも解説!

更地の固定資産税がなぜ高いかご存じですか。
今回の記事では、その理由を解説していきます。
また、固定資産税を支払わずにいるとどうなるのかについても解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

□更地の固定資産税が高い理由

空き家を解体すると、固定資産税が最大6倍になってしまいます。
これは、固定資産税の軽減措置により、住宅用地の固定資産税は最大1/6になっているためです。
そのため、家を取り壊さないことによる固定資産税の軽減を目的とした、老朽化した空き家の放置が問題となっています。

一方で、空き家は防犯上や衛生上の観点から問題視され始めています。
たとえば、埼玉県所沢市では、「空き家対策条例」が出されました。
この条例により、放置された不適切な空き家への軽減税率が取り払われています。

ただし、空き家がすべて悪いという訳ではありません。
空き家でも適切な管理を行えば、「特定空き家」に指定されることはありません。

□固定資産税の滞納をしてしまった場合の流れ

固定資産税を滞納すると、まず、延滞金が発生します。
この利率は延滞期間が長くなるほど多くなります。
また、固定資産税が大きいほど延滞金は高くなります。
支払いに遅れてしまった場合でも、早めに納税するようにしましょう。

次に、督促状が届きます。
これは納付期限の20日経過後に届きます。
督促場を無視した場合、催告書が届きます。
催告書には最終的な納付期限が記されています。
この納付期限も過ぎてしまうと、「差し押さえを行う」という宣告が為されます。

その次に、財産調査が行われます。
催告書の通知も無視した場合、財産の所有者に対して財産調査が行われます。

ここでの調査対象は、以下の通りです。
・不動産
・家財
・貴金属
・給与
・保険
・株式
これらが調査される理由は、差し押さえをスムーズに行うことです。

そして最後に、差し押さえが行われます。
ここでは、換金可能なものがすべて没収されます。
また、それだけでなく、職場にも差し押さえの通知がされます。

このように、固定資産税の不払いは多くの損害をもたらします。
支払わなかった場合は早めに支払い、支払えない金額だと感じたら、役所に相談すると良いでしょう。

□まとめ

空き家を解体して更地にすると、多くの固定資産税がかかってしまいます。
だからといって空き家を放置することは、多くの人に迷惑をかけることになるため、管理は適切に行いましょう。
また、固定資産税の不払いは自分にとって大きなデメリットとなるため、支払うようにしましょう。