不動産を売却するときと買取してもらうときの違いとは？わかりやすく解説します！

不動産の売却を検討中の方は、「買取」や「仲介」という言葉をよく耳にするのではないでしょうか。
しかし、この2つがどういった点で違うのか、実際に理解されている方は多くはないのが現状です。
そこで今回は、その2つの違いや、どちらかを選ぶ際に見るべきポイントをご紹介します。

□買取と仲介では一体何が違うのか？

「買取」と「仲介」には、以下の3つの点で違いがあります。

＊買主

まず、買取と仲介では買主が異なります。
買取の場合だと、買主は「不動産会社」になります。
不動産会社では、使用されていない不動産を購入し、開発やリノベーションを施すことで付加価値を付け、再び不動産を販売するといった事業を展開しています。

一方で、仲介では「個人」が買主となります。
仲介で購入したお客様は、当人が住むための不動産を購入するため、実需として利用されます。

＊売却するまでの手続き期間

次に、買取と売却では売却までの期間が異なるという違いもあります。
買取では、不動産会社を相手とするため、広告を打ったり販売活動を行ったりという手間がかかりません。
そのため、かなり短期間で売却が実現する可能性があります。
さらに、不動産会社は不動産のプロフェッショナルであるため、売主の事情に柔軟に対応したスケジュールを組んでくれます。

一方で、仲介では購入希望者を一から集める必要があるので、販売に期間を要します。
また、売主と買主の双方の希望条件を擦り合わせる必要があるため、買取と比較しても売却までかなり時間がかかります。

＊売却価格

最後に、売却価格も買取と仲介では異なります。
通常、買取では販売期間やスケジュールなどの利点がある反面、仲介よりも安い価格で売却となります。
これは、付加価値を付けて再販売するという業務上、様々なリスクを不動産会社が担っていることが背景としてあります。

一方で、仲介であれば、相場通りの価格を付けて販売ができるため、買取より高値で売れる可能性があります。

□買取か仲介を選ぶのならここがポイント！

ここからは、買取や仲介を選ぶ際に、どういったポイントを意識すれば良いのか解説します。
まず、期間的な制約がない場合には、「仲介」を選ぶことをお勧めします。
買取では、販売期間を要さないというメリットがありますが、高く売れないというデメリットもあります。
そのため、時間に余裕があるのであれば、可能な限り高音を付けて仲介で売る方が良いでしょう。

次に、マイホームを売るのであれば「買取」をお勧めします。
マイホームの売却では、仲介だと内覧者が訪れるので、ストレスに感じてしまうことがあります。
そのため、自宅を売却するのであれば、買取を利用した方が良いでしょう。

最後に、投資用不動産の売却の際には、「仲介」をお勧めします。
マイホームとは異なり、投資用不動産であれば住んでいる訳ではないため、内覧者が訪れても特に問題ないでしょう。
また、投資用不動産では可能な限り利益を出すことが重要なため、利益の出にくい買取よりも仲介の方が適していると言えます。

□まとめ

不動産売却における買取と仲介の違いについて、理解を深めて頂けたでしょうか。
買取と仲介では、それぞれにメリットがあるので、場合に合わせてどちらを選ぶべきか検討すると良いでしょう。
不動産の買取か仲介で迷われている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。